イベント業界アカデミー 第13回<電気の基礎>

みなさん、こんにちは!
今日は電気に関しての基礎知識です。

基本的に電気工事は資格を持った電気屋さんでないと出来ませんが、
そもそも基礎知識がないと電気屋さんと話すら出来ません。
現場で怒られないように基礎の基礎だけは知っておきましょう。

本当に基礎だけ

細かいことは覚えなくていいですが、本当に基礎的なことだけは改めて勉強しましょう。理系の方は問題ないと思います。
文系の人はきっと、「やったことある!」という感じの人はいると思いますので、復習です。

W ワット  電力
A アンペア  電流
V ボルト   電圧

この3つだけ覚えましょう。
これの関係は↓の形です。

W = A ✕ V
電力 = 電流✕電圧

これだけです。

W:その電化製品が使う電気の量
A:Wとほぼ同じだけど、単位が違うもの
V:普通のコンセントは100V。現場では200Vもある。

  (※200Vについては別ブログで解説します)

↑上記の3つは本当に初心者向けの説明です。他では使わないでくださいね。
 電気に詳しい人からすると「アホか?」と言われます。
電子レンジを例えにだしますと。

このようなシールが電化製品にはついています。
電子レンジは、上記の通り定格消費電力=1100wと書いてあります。

電子レンジの電気を使う量は、1100Wですよ!と明記してあります。
全ての電化製品にはこのようなシールがついてるので、必ず見てください。
(自宅のドライヤーやヒーターなどを見てみてくださいね)

時々、「W」ではなく「KW」で書かれている場合もあります。
上記の例でいえば、「1100W=1.1KW」です。
(1kw=1000wです。1km=1000mと同じ感じ)

※注1:1100W=11.0A × 100V ボルトとアンペアをかければワットになります。
    なので、アンペアしか分からない場合は、ボルトをかければワットが出ます。
※注2:電子レンジの「定格高周波出力」は電力ではありません。
    詳しく分からない人は見なかったことにしましょう。よく間違える人がいます。

相当適当な教え方です。本職でないので、追々現場で覚えてください。
現場では人によって、「15アン」とか、「30アン」とか言いますが、それぞれ、「15アンペア」「30アンペア」の略です。

先輩方のトークで電気について話してる時に、「15アン」と出たら、
「15アンペア=1500W(100Vの場合)」と考えましょう。
ちなみに200Vだと、15アンペア=3000Wになります。
(200×15=3000という計算式)

とりあえず

あまり専門的な話をすると難しくなるので、下記の絵を見て、最低限の知識を覚えましょう。

上記の配線は問題ありません。ここで覚えてほしいのは、「コンセントは必ず合計1500W以下で使う」ということです。
なんでもかんでも、タコ足配線でつないでしまうと、「合計」が増えていきます。イベント屋さんであれば、つなぐ機器がどれくらいの電力を使うのか気にしましょう。

これはNGな場合です。コンセントにつないでいる電気容量が1500Wを超えてしまっています。
ブレーカーが落ちて、電気が使えなくなりますので、注意しましょう。
実際は絵のように爆発なんてしません。。。w

これもNGです。コンセントは1500W以下で利用されていますが、
大元のブレーカーが20A(2000W)を超えてしまっています。
確実にブレーカーが落ちてしまいます。

このように、コンセントが違っていても、ブレーカーが1つの場合は、「1系統」と言って、同じコンセントカテゴリ(同じ系統)になります。

①よりも②の方がトラブルが大きくなります。ブレーカーにつながっているそれぞれのコンセントの全てが落ちてしまいますので、様々な箇所に影響が出ます。絵で言うと電子レンジを使ってる部屋も電気が止まってしまいます。

よく、反対側の壁のコンセントなら大丈夫と思っている人がいます。。。
同じ部屋はほぼ同じブレーカーだと思っていてください。

注意してほしいこと

上記のことから気をつけてほしいのは、下記のことです。

①使う電化製品は何Wなのか確認する(必ずシールを見る)
②コンセントは1500W以内を守る
③周辺のコンセントはブレーカーが同じ場合が多いので注意する


ということです。不安な場合は、先輩や上司に確認しましょう。
現場では、ブレーカーが何Aなのか、状況により変わります。
また、どの部屋とどの部屋が同じ系統なのかも状況により変わります。

※仮設コンセントは状況により「上限1,000W」など、1,500Wではない場合もありますので、注意しましょう。

ステージ周辺は気をつけて!


特にステージ周辺のコンセントには気をつけましょう。
コンセントが空いているからといって気軽に差してしまうと、最悪の場合、ステージ関係の電源が落ちてしまう可能性もあります。

電気屋さんも、そこは心配して、ステージ周辺は十分に予備を考えて配線してますが、万が一落ちてしまうと、リハーサルが出来なかったり、本番中に落としてしまったら目も当てられません。

スタッフへの指示も考えて


イベント屋としては、上記のことは知っていて当然の内容ですが、スタッフはまだ知らない人もいます。必ず考えて指示を出しましょう。

上司や先輩から、「その辺のコンセントから取っていいよ」という発言は、
正式な訳に直すと
(電気容量さえ問題なく、周りの人に迷惑にならなければ)その辺のコンセントから取っていいよ」という文章になります。

それぐらい分かるだろと。。。というベテランさんもいますが、文系学生はここを知らずに来てしまうことも多いんです。

容量の大きい電化製品


・電子レンジ 1000W~
・ジャーポット 1000W~(湯沸かし時)
・コーヒーメーカー 1000W~(湯沸かし時)
・ドライヤー 1000W~1500W
・コピー機 1100W〜1500W

上記5つが現場で良く使うものです。
これを使う時は必ず気をつけましょう。

最後に


電気は本当に奥深いです。。。
現場での電気屋さんは本当にかっこいい!
まだ話したいことはいっぱいあるんですが、またにします(*_*;
(ストリッパーや、テスター、海外電源の話など。。。)

分からないこと、知らないことは勉強すればいいですが、やっぱり電気屋さんも仕事をしてる中で教育するのは慣れていません。
まずは、自分で勉強して、最低限の知識を持った上で、電気屋さんに相談しましょう。イベント屋さんに電気の知識は必須です!

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